理事長所信

はじめに

 「目標に向かって跳躍するその力こそ、人が生命から得た可能性である。」
これは私を常に支えてくれた言葉であり、青年会議所こそ目標に向かって跳躍する魅力ある団体です。
 魅力ある団体であり続ける為、地域と共に歩み、地域のために運動を展開してこられた先輩方の熱い思いを受け継ぎ、関係諸団体、市民の皆様の御理解を得て、まちづくりの担い手として学び、行動してまいりました。
「明るい豊かな社会の実現」という理想に向かって、社会や地域のあらゆる問題に毅然と向き合い、解決に取り組む気概を持たなくては青年会議所運動の意味はないと考えていますが、一人一人の知識や能力には限界があり、描いた理想のために進んだ時、どうしても越えられない壁があると思います。しかし、青年会議所には幅広い人脈や強い連携力があります。それらを存分に活かし、目標に向かって跳躍する力を出し運動してまいります。

まちづくり、防災について

小平は東西に西武拝島線・新宿線・南北に西武国分寺線・多摩湖線・JR武蔵野線が走り交通の便も良く、緑も豊かな首都圏のベッドタウンとして発展し、2016年人口190,000人を超えました。反面、昼間の人口が少なく、自分の住む地域に関わる事が出来ない人も多いという現状があると思います。私はこの関わる事が出来ない人たちと一緒に小平を一層良い町にしていきます。
良い町とは安全である事、静かで心身が健やかに暮らせる事と思われる方もいらっしゃるでしょうし、賑やかであり、買い物等に不便を感じない街であると思われる方もまたいらっしゃるかと思います。しかし、重要な事は皆が思いやりを持ち、力を合わせる事の出来る人と人の繋がりがある町であると考えます。
私たちが住むこの小平を愛し、一人一人が小平の事を自発的により良くすべく考える事こそ真のまちづくりに繋がると考えます。
まちづくりの中で、防災は重要であると私は思います。私の住む地域は市境にあり、台風・大雨の時、冠水の被害に見舞われる地域です。しかし排水溝を掃除するだけで防げる災害がある事も経験しました。この様な少しの気付きや思いやりを突き詰めれば防災にも繋がります。
「誰かがやってくれるだろう」と言う考えから「まずは自分が動く」という変化を、私たちが行動し、市民皆様の意識改革を促していき、最終的に小平を有事の際、自助力の高い町にすべく事業を展開してまいります。

青少年育成について

 青少年を取り巻く環境は私の少年時代の頃から大きく変わり、SNSを介した人付き合いが主になっています。その為、対面し話し合う心の通ったコミュニケーションが不足となり、本来連絡ツールとして有益なSNS自体がいじめの温床となってしまっている事例も発生しています。この現状を打破すべく、事業を通じて思いやり・協力し合う心を育て、モラルの向上に取り組んでまいります。
 一般社団法人小平青年会議所では、2008年より「学校対抗わんぱくなわとび甲子園」を開催しており今年で10回目の節目を迎え、回を重ねるごとに参加者も多くなり盛り上がりを見せております。この大会を通じて強い意志と努力こそ夢をつかむ可能性である事を経験し、児童同士協力し目標に向かう姿勢こそ、かけがえのないものであるという事を実感していただきたい。未来を担う少年・少女たちが、自他共に大切な存在である事、他者と心が通じ合うその喜びと素晴らしさを認識していただきたい。そして課題に立ち向かいながら、個性豊かに自立し、進むべき方向性の選択肢を増やす事が私たちの使命であると思います。
そのためには家庭・学校・地域・私たち其々が自らの役割を果たし連携を取り、協力する事が青少年の健全な育成に重要な事であり、私たちはその一助を担ってまいります。

地域から求められる人材の育成について

 現在地域に必要な人材とはどの様な人材でしょうか。昨今のニュースを見ると未だに親族間で凄惨な事件が見受けられます。その背景には昔と比べ選択肢が多い世の中であり、その中で自分の利のみを追求している人が増えたからではないかと思います。このような世の中だからこそ自身の利だけでなく、他者を思いやれる人が地域に求められているのではないでしょうか。
本年度私たちは家族愛・絆を強くし、親御様に命が持つ輝き、その素晴らしさと尊さを再認識してもらい、家族・地域の為だけではなく、時に自身を見つめ直し、自らの意思で進む方向性を決する勇気を持つ事の大切さを知って頂きます。
家族を愛し、理想の家族像を描き、その理想に向かって地域に何が足りないかを考えられる人材育成を行ってまいります。

会員拡大そして個人の資質向上ついて

 青年会議所は40歳で卒業する団体であり、団体の継続、発展には会員の拡大が必須です。そして新しい仲間を増やす事こそ、新たな可能性を模索するチャンスであると考えます。
 私が一般社団法人小平青年会議所に入会したのは2010年。その際に教えられた事は「青年会議所には3つの信条がある。」という事でした。3つの信条とは「奉仕」「修練」「友情」の事を指します。
 社会への奉仕として事業を企画・実行する事が個人の修練となりました。すなわち青年会議所とはまちづくりを通じて、個人の学び舎となる場所であると考えます。入会する事で得た様々な業種の方々との交流、そして一つの目標に対し共に協力・議論する中で小平だけではなく、各地青年会議所の仲間たちとも友情が芽生えました。それと同時に修練によって感じた個人の成長、地域社会との関わり、社会に出た時のマナー、仲間との付き合い方を学ぶ事が出来ました。
 社会人になると自ら学ぼうとする思いを持たなければ、新しい何かを得る事は難しいと考えます。青年会議所は自らが自発的に行動し、多くの学びと気付きを得る事の出来る団体であります。
 私たちは共に成長を実感する喜びを分かち合い、より高みを目指し社会貢献を通じて個人の研鑽をし、より良い人物になる事を目指します。

~結びに~

 本年度は「可能性への挑戦~理想とする未来の実現に向け、自身の限界を取り払わん~」をスローガンとし、運動を展開してまいります。
漫然と目の前にある可能性を掴むだけでは成長に繋がる事は稀であり、新たな可能性をつかむためにはまずは自身が変わらなければならないと考え、自身の為、小平の為、理想とする未来の為に尽くしてまいります。
「臆病が伝染するように、勇気も伝染する。」これは心理学者アルフレッド・アドラーの言葉であります。一人の不安が周囲に伝わってしまう事がある様に、共に歩む人が持つ勇気は周囲を勇気づけます。環境・自身が変化する事、誰も行わなかった事に挑戦するのは、今まで出した事の無い勇気が必要です。しかし一人の勇気がやがて多くの勇気を導きます。
一般社団法人小平青年会議所全会員が勇気を持って挑戦する姿を市民の皆様に見せ、勇気を伝播させ、小平の為に運動展開することを第34代理事長としてお誓い申し上げます。


スローガン